2016年7月22日金曜日

<h1 itemprop="headline">中国スマホ2位に急浮上の「OPPO」 シャオミの逆の発想で大躍進

これまで無名に近かったスマホメーカーが、中国市場でアップルやシャオミを追い抜き、大躍進を遂げている。その企業とは中国の製造業の中心地、広東省東莞市に本拠を置く「OPPO」だ。

IDCが発表した今年1Qの世界におけるスマートフォン出荷に関するレポートによると、OPPOは前年同期比153%増となる1,850万台を出荷し、メーカー別出荷台数ランキングで初めてトップ5に躍り出た。5月のOPPOの中国市場でのシェアは11%と昨年からほぼ倍増し、6月もファーウェイ(華為技術)に迫る勢いだ。

今年1Qの中国におけるスマートフォン出荷台数は前年同期比5%減となった。景気の減速が鮮明になる中、OPPOの国内シェアは昨年の7.9%から13.2%に急増し、メーカーランキングも2位に上昇した。1位はファーウェイの16.6%、3位はシャオミ(小米)で、アップルは11.5%で5位に転落した。

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リアル店舗限定販売で成功

OPPO躍進の背景にある同社の戦略はいたってシンプルだ。それは「eコマースには手を出さない」というポリシーだ。フラッシュマーケティングで端末を売りまくったシャオミとは対象的なアプローチと言える。その代わりにOPPOは代理店に特別条件を提供し、スマートフォンの普及率がまだ低い地方都市でリアル店舗を続々とオープンさせた。その結果、現在では中国全土で20万店舗という巨大ネットワークを構築するに至った。

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