2017年11月11日土曜日

発売初日ゲットでファン大満足? 「iPhone X」の初速から今後を占う

 2010年10月14日発売の「iPhone 4s」以来、今年は、7年ぶりにiPhoneのモデルチェンジの時期が変わったといっていいだろう。同時に発表した3機種のうち、新デザインの「iPhone X(テン)」の発売時期は昨年より1か月以上遅くなり、おサイフが緩みがちなホリデーシーズンに近づいた。
●「X」の発売初日の販売台数は「8」を大幅に上回る
 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、「iPhone X」の日ごとの販売台数をみると、発売初日の11月3日は、祝日だったこともあり、過去2年間に発売されたiPhoneのなかで最も多かった。しかし、続く土日は伸びず、発売から3日間の販売台数は、9月22日に先行して発売した「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」とあわせても、iPhoneシリーズ国内累計販売台数1位の「iPhone 6」と同時に発売した「iPhone 6 Plus」の合計の7割にとどまった。
 発売初日に訪れた家電量販店員の話によると、「iPhone X」は想定以上に入荷が少なく、購入検討者には予約を薦めているそうだ。在庫処分中だった「iPhone 7/7 Plus」はほぼ完売し、現在、当日持ち帰りが可能なのは「iPhone 8/8 Plus」だけ。売れ行きが示す通り、今年の本命は、やはりApple自らが「スマートフォンの未来形」と位置づける「iPhone X」だった。

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