2017年11月17日金曜日

民泊サイト最大手に立ち入り=独禁法違反の疑い―公取委

 米国の民泊仲介サイト最大手「エアビーアンドビー」が取引先の代行業者に対し、他の仲介サイトと取引をしないよう求めたとして、公正取引委員会が独禁法違反(不公正な取引方法)の疑いで、エアビー社日本法人に立ち入り検査をしていたことが17日、分かった。

 関係者によると、エアビー社は、物件の貸主と契約し、エアビー社への登録や民泊の運営業務などを担う代行業者に対し、ライバルの仲介サイトと取引をしないよう求めた疑いが持たれている。公取委は10月上旬に日本法人を立ち入り検査した。

 エアビー社日本法人は「調査には全面的に協力している。自社サイトへの掲載条件として他のサイトと取引しないように要求していることは一切ない」とコメントした。

 エアビー社は2008年に創業。世界約190カ国で民泊仲介事業を手掛け、これまでに2億6000万人以上が利用している。日本での登録物件は5万6000件に上る。 

0 comments:

コメントを投稿