2017年9月8日金曜日

9月8日15時~24時は大規模太陽フレアによるGPSの誤差や衛星の障害に注意

発表資料

国立研究開発法人情報通信研究機構は7日、太陽面中央に位置する黒点群2673において、最大X線強度で換算すると通常の1000倍に及ぶ大型の太陽フレア現象の発生を確認したと発表した。

9月6日に2回も発生した大型の太陽フレア現象により(うち1回が1000倍の強さ)、高温のコロナガスが地球方向に噴出し、高エネルギーのプロトン粒子の増加が確認されている。これにより、地球周辺の宇宙環境や電離圏、地磁気が乱れる可能性があり様々な影響を与える可能性がある。

通信衛星、放送衛星などの人工衛星に障害が発生すれば通信や衛星放送のテレビが移りにくくなることがある。また、GPSを用いた高精度測位に関しては誤差が拡大することが懸念される。急激な地磁気変動に伴う送電線への影響で停電の可能性、そして短波通信障害が考えられる。

報道では1週間ほど影響が残る可能性も指摘されている。なお、人体に対する影響はないとされる。

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