2017年7月3日月曜日

<シャープ>3期連続の黒字見通し 構造改革の効果表れ

 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で経営再建中のシャープの2017年4〜6月期連結決算が、最終(当期)黒字になる見通しであることが3日分かった。シャープ首脳が明らかにした。

 鴻海の下で構造改革を進めた効果が表れており、四半期ベースでは16年10〜12月期に9期ぶりに黒字転換を果たして以降、3期連続の黒字になる。原材料の調達コストの見直しを進め、中国でのテレビ販売などが好調だったとみられる。最終黒字額は17年度上半期は250億円、通期で590億円を予想している。シャープ首脳は取材に「業績は予想通り。黒字は当たり前だ」と述べた。【釣田祐喜】

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