2017年4月22日土曜日

VRと環境保護 コンゴの象を巡る密猟者とレンジャーの戦いを描くVR映画配信へ

没入感のあるVRで鑑賞することを前提とした360度映像作品の制作が広がっています。ハリウッドが映画をテーマにした360度映像の制作に積極的なことはこれまでも伝えてきましたが、他にも様々な分野での活用が注目を集めています。

その一例が環境保護。ナショナルジオグラフィックは、コンゴ(コンゴ民主共和国)で密猟の危機にある象の保護をテーマにしたVR映画『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』に制作出資をしています。

『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』とは

コンゴ民主共和国の象は、象牙が目的の密猟者たちによって絶滅の危機にさらされています。

ナショナルジオグラフィックが出資をした『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』は、コンゴのガランバ自然公園の象たちを密猟者から保護するレンジャーたちに焦点を置いた映画で、VRで鑑賞することができます。

ナショナルジオグラフィックのデジタルプロダクション部門副代表のRachel Webber氏は「ナショナルジオグラフィックは129年にわたる文章、絵、ビデオそして今はVRも使って地球を守ることに努力していきました。この映画は象の絶滅と保護という戦いを人々に間近に体験させて、野生動物が瀕している危機について考えさせてくれるはずです」と語っています。

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