2017年3月17日金曜日

週刊少年ジャンプの表紙をPCで制作する過程が動画公開 読者には見えない努力の積み重ね!

 日本人の誰もが本屋やコンビニなどで目にしているであろう「週刊少年ジャンプ」(集英社)の表紙。その制作過程が、YouTube上に公開されています。約50年にわたる同誌の歴史のなかで、初の試みかもしれないとのこと。

 冒頭に映っているのは、ほとんど真っ白の表紙用データ。「0月00日号」と適当な文字が入れられており、どうやらテンプレートファイルのようです。動画には、ここから「ONE PIECE」が巻頭カラーを飾った15号(3月13日発売)のおもて表紙が完成するまでのもようが早回しで収録されています。作業を行っているのは東京都のデザイン会社・バナナグローブスタジオで、ソフトには紙面作りなどができる「InDesign」を使用。

 まずは、広告が入る裏表紙部分に同号の内容を記したテキストをペタリ。連載漫画家の描いたイラストとともに、必要なフレーズをおもて表紙にコピペしながら作業を進めています。ここだけ見るとあまりクリエティブな印象は受けませんが、実際には膨大なフォントデータの中から適切なものを選ぶ、文字や画像の大きさ、位置を調整するといった工程が。それらの細かな作業をひとつひとつこなし、かっこよくて見やすいデザインに仕上げています。

 再生時間は7分間とそこまで長くないものの、同じ部分を作り直しているシーンがたびたび見られ、頭を悩ませながら制作していることが伺えます。読者が目にするのは完成品だけですが、その裏側ではこのような試行錯誤が毎週行なわれているんだろうなあ。

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