2017年2月11日土曜日

スマホに子守をさせる「スマホ育児」が物議、専門家が実態調査

左から、子どもネット研座長のお茶の水女子大学基幹研究院 人間科学系教授の坂元章氏、委員の相模女子大学学芸学部子ども教育学科 准教授の七海陽氏、事務局の高橋大洋氏。

子どもがスマホに夢中になっている隙に家事をする──そんな「スマホ育児」が物議を醸しています。賛否両論ありますが、子供のスマホ利用は、デジタル社会だからこその新しい問題です。

そんな中、「子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)」が、2月6日に「スマホ育児」の状況についての調査結果を発表。その記者説明会では、子どもネット研の座長を務めるお茶の水女子大学の坂元章教授ら専門家が、調査結果をふまえて、「スマホ育児」における課題を解説しました。

説明会では、未就学の子どもを持つ保護者に対して行った「未就学児の生活習慣とインターネット利用に関する保護者意識調査」についての結果が発表されました。

それによって分かったことは、未就学児の6割ほどが、2歳までに機器の利用を開始しており、その半分はほぼ毎日スマホなどに触れているということです。

ちなみに、利用している内容は動画鑑賞がもっとも多くなっています。意外だったのは、「動画の投稿」を行っている幼児が13.7%ともいたこと。具体的な内容まではわからないものの、家族内SNSなどであれば安心ですが、YouTubeなどにアップしているのでしたら、どんな動画が投稿されてしまうのか、個人的にはちょっと怖く感じます。

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