2017年2月15日水曜日

2階の窓に乗り付けて! Uberの空飛ぶタクシー計画、NASAの研究員を迎える


さまざまな課題をひとつずつ。

Airbusがヘリコプターを提供し、ヘリコプタータクシーを実験的に運用したUberですが、去年10月には「Uber Elevate」というプロジェクト名でヘリコプターで顧客を送迎する通称「空飛ぶタクシー」に本気で取り組んでいることを発表しました。

それ以降特にニュースがなく、多くの人が忘れかけていたのですが、今回飛び込んできたのが、空飛ぶタクシープロジェクトにNASAの研究員を採用したというニュースです。The Next Webが引用したBloombergによると、採用されたのはNASAのラングレー研究センターの研究員であったMark Moore氏。彼はNASAでも最新航空機エンジニアとして研究をしており、2010年にはヘリコプターよりも静かで小型かつ電動式の垂直離着陸機(VTOL機)についての論文を発表しています。

Googleの共同創業者であるラリー・ペイジ氏が、「自動で空を飛ぶ車」を開発するZee.AeroやKitty Hawkに出資したのも2010年のこの論文を読んだ影響であるとBloombergは報じています。

また、Mark Moore氏の参加によってさらに研究が先に進むことが予想されます。VTOL機を使えば、現状Uberを使って2時間かかるサンフランシスコ・サンホゼ間の移動が15分に、1時間40分かかるインドのハリヤーナー・ニューデリー間は6分に短縮されるとUber Elevateのプレスリリースには書かれています。

2時間が15分って...! これならかなり高くても利用者はたくさんいそうです。

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