2017年1月19日木曜日

昭和vs.平成、利用ツールから見える「SNS感覚」

10歳離れているわけでもないのに、平成生まれの後輩と世代差を感じる…そんな昭和生まれのアラサーは多いのでは? 特にスマホやSNSを華麗に扱う彼らを見ると、自分はもう若くないのかも、なんて感じることも。そんなちょっとした年齢差で生まれる世代間ギャップについて、SNSの利用方法では、昭和世代、平成世代にどんな違いがあるのか調べてみた。

まずフォーカスを当てたのは「利用しているSNS」について。昭和世代はFacebookやTwitter、平成世代はInstagramやSnapchatを好むイメージがあるけれど…本当にその通りなの? 博報堂ブランドデザイン若者研究所のリーダー・原田曜平さんに話をうかがうと、「平成世代がInstagramやSnapchatだけを好むというのはちょっと違います。平成世代の特徴は、"使い分け"ができるというところで、実際FacebookやTwitterの利用率も高いんです」と解説してくれた。

「アラサーの多くは、高校生や大学生当時、招待制だったmixiでSNSデビューしたこともあり、どこかで『安心してSNSを使いたい』という思いを持っています。ですから、匿名のTwitterよりも、実名を基本ルールとするFacebookが現在でも人気です。一方、学生時代からTwitterに触れている平成世代は、匿名でつながるSNSに抵抗がなく、様々なサービスを気軽に使います。結果、平成世代は、Facebookでは知り合いに向けた投稿を、Instagramでは趣味が合う他人が共感できる投稿を、Snapchatでは仲の良い友達へたわいない投稿を、と使い分ける能力を身につけました」(原田さん、以下同)

たしかに、総務省の「平成27年版 情報通信白書」によると、SNSの利用率は30代がTwitter 33.0%、Facebook 38.3%とFacebookの方が高いのに対して、20代以下はTwitter 52.8%、Facebook 49.3%とTwitterの利用率が高い。

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