2016年12月31日土曜日

電話で「あけおめ」もうしない?―元旦に混雑で携帯が通じなくなるのは過去の話か

年末になると携帯電話会社がそろって呼びかけるのが、「あけましておめでとう(あけおめ)」の通話・メールに関する注意。大晦日から元旦にかけて通信の急増で、携帯電話回線が輻輳(混雑)する恐れがあるためだが、そうした状況も変わりつつある。

携帯電話の業界団体、電気通信事業者協会(TCA)は12月27日、NTTドコモKDDI(au)、ソフトバンクなどと一緒に、いわゆる「あけおめ通話・メール」について注意を発表した。

年の変わり目に通話やメールが集中し、スマートフォンなどがつながりにくくなったり、メール配信が遅れたりするとの予想で、この時間帯はなるべく利用を避けるよう呼びかけている。

ただ実は前年のこの時期に出した注意はもっと具体的で、「大晦日から元日の約30分間」通話、メールをあまりしないよう求めていた。今回やや和らいだかたちだ。

いったいなぜだろうか。携帯電話各社に直接聞いてみた。

まずドコモだが、「あけおめ通話・メール」が増えているか減っているか詳しい数値は公開できないとしつつ、参考情報として、最近数年はこの時期に混雑対策として通信規制をかけたことはないと教えてくれた。いつも通信量は増えるが、さばききれる範囲に収まっているらしい。

今回も通信規制は予定していないそう。

ちなみに大晦日から元旦にかけて携帯電話の混雑があまり起きなくなった理由の1つとして、新年のあいさつの方法が従来の通話・メールから、データ通信を使う別のアプリに変わりつつある影響はあると認めていた。

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