2016年12月2日金曜日

変換エンジンを10年ぶりに刷新、誤変換を削減した「ATOK 2017 for Windows」

 ジャストシステムは12月1日、変換エンジンを10年ぶりに刷新し、誤変換率を削減して作業効率を高めた日本語入力システム「ATOK 2017 for Windows」シリーズを2017年2月3日に発売すると発表した。税別価格はベーシック版が8000円、プレミアム版が1万2000円。

 最新の人工知能AI)技術であるディープラーニングを採り入れた新しい変換エンジン「ATOKハイブリッドコア」を搭載。同音異義語ごとの出現確率や、前方単語との距離を考慮した組み合わせの確率を総合的に計算することで、より自然な文節区切りでの変換を実現した。
 さらに、「ATOKディープコアエンジン」を新たに開発した。従来の変換アルゴリズムが選択した候補と、新しい変換アルゴリズムが選択した候補を比較し、より自然な変換候補を提示する。これまで文節区切りや同音語の第一候補として適切に提示できていた賢さはそのままに、不自然であった変換を自然な日本語に変換するようチューニングした。
 変換精度を向上するはずの学習情報の蓄積が、場合によっては思い通りの変換を妨げていた事象を解消することで、前バージョン「ATOK 2016」に比べ、誤変換の30%削減を実現し、これまで以上にストレスのない入力が可能という。
 操作を忘れた場合や機能自体を知らない場合でも使いこなせるように「インプットアシスト」機能を搭載。例えば、日本語入力オフに気づかず、英字で入力してしまった場合に日本語変換する操作を、変換中の状態に戻す「再変換」の操作と統一し、その方法をガイダンスで表示。

0 comments:

コメントを投稿