2016年12月1日木曜日

「ジミー・ペイジ演奏せず」のロックイベント、参加者の1人が主催者を提訴 「事実関係、明らかにしたい」

 ロックイベント「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」で、ジミー・ペイジ氏が演奏するかのように宣伝していたにも関わらず、実際は演奏しなかった問題で、イベントに参加した1人で、弁護士の奥山倫行さんが11月29日、主催者のKLab Entertainmentを相手取り、約17万円の損害賠償を求める訴訟を札幌簡易裁判所に起こした。

 17万円の内訳は、奥山弁護士が住む札幌から東京までの航空券代と宿泊費、チケット代(4人分)など。「訴訟を通じ、事実関係を明らかにしたい」と話している。

 「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」は、11月11日に東京・両国国技館で開かれたロックイベント。事前の告知では、ペイジ氏が演奏するかのように宣伝していたが、実際はプレゼンターとして2分ほど登場しただけで演奏はなく、来場者が抗議していた。

 抗議を受け、KLab Entertainmentは14日、「ペイジ氏は演奏しなかったが、イベントは成立していたため返金しない」と発表したが、21日になって「失望した来場者には、チケット代金を返金する」と対応を転換した。

●質問状にも十分な回答なし 「訴訟で事実を明らかにしたい」

 奥山弁護士は、このイベントにペイジ氏が参加すると知り、「ジミー・ペイジとジェフ・ベックの共演を観たい」とチケットを購入。自らが出演するラジオ番組でも2人の共演を案内し、リスナーにも参加を呼び掛けたという。

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