2016年11月11日金曜日

SNS、曲がり角? 「よく使う」人が初めて減少 JTB調査

 スマートフォンのよく使う機能としてTwitterなどの「SNS」を挙げる人が減っている──JTB総合研究所の調査でこんな結果が出た。減少は調査開始以来初めて。使われ方も情報収集にシフトしつつあり、交流ツールとして普及したSNSの利用も曲がり角を迎えているのかもしれない。

 調査はスマートフォンと旅行消費の動向を調べる目的で毎年実施。今年は、過去1年以内に日帰りも含めた国内旅行を1回以上経験した18~60歳の男女1030人を対象に、インターネット上で9月24~26日にかけて実施した。

●SNS利用者数が初の「減少」、男性のInstagram利用者は増加傾向

 「スマートフォンでよく使う機能」として「SNS」を挙げた人は37.9%。昨年の44.8%から約7ポイント減となり、2013年の調査開始から初めて減少した。

 利用減は40代女性を除く全年代でみられ、中でも18~29歳の男性が14.6ポイント減、次いで30代の女性が12.6ポイント減と、若い世代で顕著だった。

 サービス別では、男性でTwitterとFacebookの利用が減少傾向に。その一方、Instagramは18~29歳、40代、50代の男性で増加。女性に人気のInstagramだが、男性にも利用が広がっているようだ。

●SNSの使用法が「交流ツール」から「情報ツール」へと変化

 SNS利用が減った一方で、「いいと思わなくても投稿者に気を使っていいね、などの評価をつけた」といった項目も減少。

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