2016年8月20日土曜日

<h1 itemprop="headline">『シン・ゴジラ』、破竹の進撃の理由はiPad Proにあり!?

現在大ヒット上映中の『シン・ゴジラ』。公開3週目で動員は230万人、興行収入は33億円を突破した。これはフランク・ダラボン、デヴィッド・S・ゴイヤーらが脚本を手がけた2014年公開のギャレス・エドワーズ監督作『GODZILLA ゴジラ』の日本での興収を上回る数字で、まさに破竹の進撃を続けている。

本作は怪獣映画、もっと言ってしまうと「ゴジラ映画」の様式/形式においては、オールドなファンに気を遣ってか、実験的なアプローチを採用せず、それよりも内容/主題に重きが置かれている。また本作をある種の寓話として捉えた場合、その解釈の方向はほぼ一通りしかないので、誰が見てもとても分かりやすい仕上がりになっている。IT業界で非常に高い評価を得ているのも頷ける、納得の出来栄えである。今年1本しか観ないならこれだというITジャーナリストも多い。

今回、編集部の依頼はPC/ITの情報収集に熱心な読者向けの記事にということだったので、作品に対する批評は抜きで、制作現場で大いに活用されたというiPad Proにフォーカスし、全編、ITジャーナリストっぽいな切り口でお届けする。

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まずは、本作のVFXプロデューサーである大屋哲男氏にお話を伺った。大屋氏は89年公開の『ゴジラvsビオランテ』など数多くの作品でCGや特殊視覚効果などVFXを手がけてきた。現在は、 2008年に設立した制作会社、ピクチャーエレメントの代表取締役であり、日本のVFX業界団体「VFX-JAPAN」で理事を務めてもいる。

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