2016年8月18日木曜日

<h1 itemprop="headline">米Intel、ファウンドリ事業で英ARMと提携 - Apple Aシリーズの製造も視野?

米Intelは16日(米国時間)、米国で開催中の技術カンファレンス「Intel Developer Forum 2016 San Francisco」において、ソフトバンクによる買収でも話題となった英ARMとの提携を発表した。これにより、Intelの10nmプロセスでARMベースのSoCを製造する。Intelは4月にモバイル向けプロセッサ「Atom」の製造終了が報じられていたが、再びモバイル/組み込み向けプロセッサの製造で同社の設備を利用できるようになる形だ。

○Apple Aシリーズの製造も視野に?

今回の提携では、IntelはARMの「ARM Artisan Physical IP」および「POP IP」(Proseccor Optimization Package)技術へのアクセスが可能になる。前者はスタンダードセルやメモリジェネレーターといったフィジカルIP(レイアウトレベルでの回路ライブラリ)、後者はARMプロセッサーコアを特定のプロセス技術(この場合は10nm FinFET)に最適化して実装するための情報群で、つまりほぼあらゆるARMの最新IP(知的財産)にアクセスできるようになったと考えればいい。

これはIntelが持つほとんどのメジャーなファウンドリ(製造工場)に適用されるため、10nm FinFETプロセスによる製造は最初からフル稼動できることになる。

世界最高クラスの製造技術を持つIntelがARMプロセッサの製造に参入することで、これまでのARMアーキテクチャの業界シェアが一気に書き換えられる可能性もある。

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