2016年8月22日月曜日

<h1 itemprop="headline">Windows 10無料アップグレードで結局シェアはどこまで伸びたのか?

 2016年7月29日にWindows 7/8.1からWindows 10への無料アップグレードキャンペーンは終了したが、その成果はどうだったのだろうか。

 8月初旬には、新聞各紙に「ウィンドウズ10の更新限定的 シェア2割にとどまる」との見だしが躍って話題になった。「あれだけ強引なアップグレード誘導をしておきながら、ほとんどのユーザーはWindows 10に移行していないじゃないか」という意図が伝わってくるが、筆者は若干の違和感を抱いている。

 これらはほぼ共同通信が配信した記事で、文中に引用されている「Windows 10の世界シェア21%」という数字の根拠は米Net Applicationsの調査報告を基にしているという。Net Applicationsがインターネット上で公開している「NetMarketShare」のデータは本連載でも度々引用しているが、これは「あくまで参考値」だ。実際のシェアを正確に反映しているとは言い難いので注意したい。

 特にWebブラウザのシェアについては、ライバル(?)とも呼べる「StatCounter」と大きく異なったデータが出ることが知られている。数字そのものよりはむしろ、NetMarketShareで示されるデータをどのように分析するかが重要だ。

 実際、Microsoft関係者からは「(NetMarketShareなどで出てくるデータは)実際に社内で把握している数字と異なる」という話を度々聞いている。

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