2016年8月10日水曜日

<h1 itemprop="headline">失速するWindows 10 Mobileは生き残れるのか?

 MicrosoftはWindows 10のリリース前に、「2018年度までにWindows 10デバイスの稼働台数を10億台に到達させる」という目標を掲げていた。2016年7月の段階で3億5000万台を突破したものの、このペースでは目標達成が難しいことは同社も認めるところだ。その原因の1つには、Windows 10 Mobileのビジネスにおける誤算がある。

●Windows 10 Mobileのシェア減少が止まらない

 米IDCが6月1日に発表した調査結果によれば、2016年におけるモバイルOSの出荷台数ベースのシェアは、トップがAndroidで83.7%、次点がiOSで15.3%、そして3位がWindows Phone(Windows Mobile)で0.8%と、既に1%を切っている状態だ。

 AdDuplexが7月20日に公開したWindows Phoneデバイスの最新動向に関するデータによれば、6月時点におけるWindows Phone(Windows Mobile)全体に対するWindows 10 MobileのOSシェアは11.9%しかなく、残りの大部分は79.1%のシェアでWindows Phone 8.1が占めている。

 恐らくはWindows 10 Mobileへのアップグレード対象外となった旧デバイス、それも特にローエンドに近いデバイスの比率が高く、現在のWindows Phone(Windows Mobile)のエコシステムの中心はこの旧デバイスのユーザーが構成しているものと考えられる。

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