2016年7月24日日曜日

<h1 itemprop="headline">Googleの優秀な「DQN」が大活躍

 Googleは検索やGoogleドライブ、Google Cloud Platformなどのいろんなサービスを、世界16カ所(本稿執筆現在)の自社データセンターで運営しています。それはそれは膨大な量のデータを世界中でやりとりしていて、さぞや電気代がかさむでしょうと、ひとごとながら心配になります。

 そういうデータセンターの新たな味方、それは「DQN(Deep Q-network)」。人によっては違う意味のネットスラングを思い出して笑ってしまうような名前かもしれませんが、優れモノの人工知能(AI)です。

 GoogleはこのDQNのおかげで、データセンターの冷却システムで消費する電力を40%も削減できたそうです。

 DQNは、Googleが2014年に買収した人工知能企業、DeepMindが開発したディープラーニング採用のアルゴリズムです。

 おおまかに言うと、ディープラーニングとはニューラルネットワーク(人間の脳神経系を模した情報処理システム)における学習方法の1つ。ニューラルネットワークを多層構造にしてタスクを分担することで(中略……汗)、とにかくいっぱいデータを餌としてあげると、特に人間が教えてなくてもモリモリ消化、学習して頭がよくなっていきます。

 すごいのは、タスクの分担方法も、人が教えてあげなくても、学習しながら自分で改善していくところです(この分野ではこういうのを「教育なし学習」というそうです)。

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