2016年6月30日木曜日

<h1 itemprop="headline">「撮りたい」の一瞬を逃さない ウインクで世界を切り取るウェアラブルカメラ「Blincam」

 今この瞬間、見ている世界をそのまま切り取れればいいのに――そんな夢をかなえるウェアラブルカメラ「Blincam」(ブリンカム)を日本のスタートアップが開発している。まばたきの動きをセンサーで感知し、ハンズフリーでシャッターをきる仕組みだ。

 Google GlassやApple Watchをはじめ、大手IT企業が次々とウェアラブル端末を発表していたのは記憶に新しい。Blincamは高機能で汎用性がある製品ではなく、あくまで撮影に特化していることが特徴の"ありそうでなかった"IoTガジェットだ。

 高瀬昇太CEOはアイデアが生まれたきっかけを「子どもの自然な表情を逃さず残したかったから」と話す。スポーツやドライブ、サイクリング中に、映像制作のツール、工場など手が離せない現場作業の記録など、応用が期待できる分野は幅広い。

●「面倒だな」を1秒でも減らす

 Blincamは、眼鏡のこみかみ部分のフレームに付ける着脱式のカメラ。強くまばたきするとパシャリとシャッターがおり、スマートフォンやデジタルカメラを起動したり構えたりする必要なく、「今だ!」と思った瞬間をHD画質のカメラで逃さず収められる。特別な眼鏡は要らず、普段使いの眼鏡にプラスして付けられるのもポイントだ。

 「どんなに面白くても楽しそうでも、ちょっとでも面倒だなと思ってしまうと、もうその瞬間に少しやる気がなくなっちゃいません?」――高瀬さんが開発する上で徹底的にこだわったのは「面倒なアクションを1秒でもなくす」ことだった。

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