モバイル業界で巻き返せるか。
AMDをはじめとするチップメーカーを寄せつけず、PC業界では圧倒的なシェアを確保してきたIntel。しかしながら、スマートフォンやタブレットなど、モバイル製品分野では、Intel製のチップの搭載が遅々として進んでこなかったという、厳しい現状にも直面しています。
そんなIntelに朗報となる、Appleが今秋に発売するiPhoneの新機種にて、はじめて同社製のLTEモデムチップが一部で採用されることが決定したとのリークが、Bloombergによって報じられましたよ。米国の通信キャリアAT&Tや、海外市場で販売されるiPhoneから、Intelのモデムチップへの切り替えが進められるんだとか。
2007年に発売された初代iPhoneこそ、Infineon Technologies製のモデムチップを採用したものの、その後、Appleは一貫してQualcomm製のモデムチップ採用を続けてきました。とはいえ、当のQualcommのSteve Mollenkopf CEO自らが、主要な顧客が複数メーカーからのパーツ調達方針に切り替えようとしていると語ったことがあり、iPhone 7なる新機種から、Qualcomm以外のチップメーカーが参入してくる可能性がささやかれていたのも事実のようです。
なお、この報道をめぐって、Apple、Intel、Qualcommのいずれも、現時点ではなんらコメントを発表していません。…
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