2016年6月29日水曜日

<h1 itemprop="headline">WWDC 2016にAppleの未来を感じた理由とは? エンジニア参加者が語る

 こんにちは、ドリキンです。普段はサンフランシスコに住んでいてソフトウェアエンジニアをしています。

 古くからのAppleファンでもあり、2000年から10年近くほぼ毎年WWDC(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)に参加していました。ここ数年はチケットのプレミアム化により断念していましたが、2016年は5年ぶりでWWDCに参加できました。

 一応説明しておくと、WWDCとはAppleが開発者や技術者に向けて毎年開催しているイベントです。今回のWWDC 2016は米サンフランシスコで6月13日~17日(現地時間)に開催されました。初日の基調講演はライブストリーミング配信されているので、ご覧になった方も少なくないと思います。

 その評判ですが、称賛するコメントが多かった一方、例年に比べて少し残念という意見も目立ったようです。実際、ユーザーの期待は新型ハードウェアに集中していたこともあり、ソフトウェアだけの発表に物足りなさを感じたことは理解できます。

 ただ、個人的にソフトウェアエンジニアの観点、そして長年のAppleの方針を見てきた身としては、2016年のWWDCは「Appleのみならず、コンピュータ業界としても転換期を迎える大きな1歩を踏み出したイベント」のように感じました。

 その理由は大きく分けて2つあると思っています。

1. OSの世代交代

2. ソフトウェア開発の世代交代

●(1)OSの世代交代

 コンピュータ業界がものすごい勢いで進化していることは説明するまでもないのですが、その環境を支えているOSに関しては、実は根本的な変化があまり起きてません。

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