2016年5月11日水曜日

<h1 itemprop="headline">Atomに見切りを付けたIntel 安価なWindowsタブレットは存続の危機か?

 米Intelは4月29日(現地時間)、PC市場での厳しい情勢を受け、大幅な構造改革を含む新戦略を発表した。中でも、スマートフォンやタブレット向けSoC(System on Chip)の製品投入予定をキャンセルしたことは話題になっている。同社のこの戦略変更はWindowsの世界にどのような影響を与えるのだろうか。

●終了へ向かうAtomプロセッサ

 Intelによるプロセッサ戦略の変更は、Moor Insights & Strategyのパトリック・ムーアヘッド氏がForbesに寄稿した4月28日の記事で判明したもので、後にIntel側がこの事実を認めている。

 具体的には、スマートフォンやタブレット向け製品を大幅に縮小し、「Atom x3」シリーズに属するSoC「SoFIA」の「SoFIA 3GX」「SoFIA LTE」「SoFIA LTE2」、および「Atom x5/x7」シリーズ後継として投入されるとみられていた開発中のSoC「Broxton」がキャンセルとなった(SoFIAとBroxtonは開発コード名)。

 なお、SoFIAの市場拡大のためにRockchipと共同で発表された「SoFIA 3G-R」は継続となり、Rockchipとの提携も続いていくようだ。

 SoFIAはAtomコアのプロセッサとモデムをセットにしたソリューションで、Qualcommなどのチップセットを提供するライバルに対抗する製品と位置付けられていた。

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