2016年4月10日日曜日

<h1 itemprop="headline">HPのカッコよすぎる新ロゴ 実は一度ボツになっていた?

 米HPが4月5日に発表した"世界最薄"をうたう13.3型ノートPC「HP Spectre」、かっこいいですよね。何といっても天面に輝くミニマムな4本の斜線で構成された新しい「hp」ロゴ(以下「4本斜線ロゴ」と呼びます)が目を引きます。

 「でもなんか、これ見たことある気がするなぁ」と思っていたところ、実はまだHewlett-Packardが分社化する前の2008年に作られていたロゴだったのでした。私は多分、海外メディアが紹介していた画像を見たんだと思います。

 デザインしたのはMoving Brandsというロンドンに本拠があるデザインスタジオ。日立やソニー、Googleからの仕事も請け負っています。

 米国ベンチャーのはしりと言ってもいい1939年創業のHewlett-Packardも、いろんな会社を買収して事業の幅を広げていくうちに新進気鋭な企業文化を失い、企業としての統一感もなくなっていきました。危機感を持った同社は2008年、Moving Brandsに向こう10年間の(つまり2018年までの)企業ブランドのビジョン構築を依頼しました。

 Moving Brandsは、Hewlett-Packardの創業当時からある小文字イタリック(角度は13度)の「hp」ロゴを尊重し、それを発展させる形でのロゴ変更を提案したようです。

 ところが、結局「Progress Mark」と名付けられた4本斜線ロゴは企業ロゴとしては採用されず、お蔵入りになってしまいました。

0 comments:

コメントを投稿