2016年4月28日木曜日

<h1 itemprop="headline">2016年1~3月期の世界スマートフォン出荷台数、史上最低の伸び率──IDC調べ

 米調査会社IDCが4月27日(現地時間)に発表した2016年第1四半期(1~3月)の世界におけるスマートフォン出荷に関する調査結果によると、総出荷台数は前年比0.2%増(ほぼ横ばい)の3億3490万台だった。0.2%という前年比伸び率は、IDCが調査を初めてからの最低記録という。

 IDCはこの停滞の原因を、新興国市場でのスマートフォン普及と、市場のトップ2社である韓国Samsung Electronicsと米Appleの出荷台数減少の2つとしている。

 メーカー別出荷台数ランキングでは、上位3社は前期と変わらないが、前期4位だった中国Lenovoと5位の中国Xiaomiがランク外に落ち、入れ替わりにいずれも中国企業であるOPPOとVivoがランクインした。

 OPPOとVivoはいずれも低価格帯端末を、主に中国国内で販売している。両社の台頭は、中国市場の成熟を反映しているとIDCは指摘する。

 首位のSamsungはシェアを0.6%減らしたものの、3月に発売の「Galaxy S7」および「Galaxy S7 edge」は好調という。

 Appleの26日の業績発表によると、iPhone発売以来初めて販売台数が前年同期より減少した。同社のティム・クックCEOは、iPhone 6からiPhone 6sへのアップグレード率が、iPhone 5sからiPhone 6の時よりも低かったと説明した。3月末に発売された「iPhone SE」の出荷台数が反映されるのは4~6月期になる。

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