2016年4月13日水曜日

<h1 itemprop="headline">Windows 10、iOS、Androidの垣根を越える「Rome」プロジェクト発動

 米サンフランシスコで3月30日から4月1日(現地時間)に開催された米Microsoftの開発者会議「Build 2016」では、さまざまな面白い発表があった。そのうち、Windows 10の次期大型アップデート「Anniversary Update」で提供予定の新機能については、基調講演で大々的に紹介され、プレビュー版の配布も始まっている。

 しかし、この開発者会議では基調講演に登場しなかったものの、非常に興味深い技術やサービスが個別のセッションで披露されていた点にも注目したい。今回紹介する「Project Rome」もその1つだ。

●それは複数デバイスを使いこなすユーザー向けの新機能

 スマートフォンやタブレットが市民権を得るようになって10年近くがたった。今では、1人のユーザーが複数のデバイスを所持し、用途に応じて使いこなすというのも珍しいことではない。実際、筆者は(Surfaceを除く)タブレットをほとんど使っていないが、デスク仕事では1~2台のPC、それ以外の場面では2~3台程度のスマートフォンを適時使い分けている。同業者では少ない方だが、一般ユーザーに比べれば多いだろう。

 このように、1人のユーザーが複数台のデバイスを所持していることは、先進国ではもはや珍しくない。Microsoftによれば、1人のユーザーが(電子デバイスの)スクリーンを眺めている時間は1日あたり平均で7.4時間で、米国と英国の調査では60%以上の成人が2台以上のデバイスを所持しているという。

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