2016年4月12日火曜日

<h1 itemprop="headline">Windows 10で動く「Bash」を試す Mac使いの開発者にもアピールする?

 2016年3月末に行われた米Microsoftの開発者会議「Build 2016」では、Windows 10に今夏配信が開始される次期大型アップデート「Anniversary Update」の新機能の1つとして、「Bash on Windows」が紹介された。

 この機能は、4月6日(米国時間)にWindows Insider Programの「Fast Ring」ユーザーに向けて配信が始まったWindows 10 Insider Previewの「Build 14316」で早速サポートされている。まだ未完成の新機能ではあるが、今回は実際にインストールして使ってみた。

●「Bash on Windows」は何がすごいのか

 「Bash」と言えば、UNIXやLinuxではおなじみのコマンドシェルで、Mac OS Xにも標準搭載されている。これをWindows上で利用可能にするのが「Bash on Windows」だ。実際のところ、BashをWindows上で利用するにはさまざまな方法があり、それ自体はさほど珍しくない。

 従来より提供されているメジャーな手段としては、Linuxライクな実行環境をWindows上に再現する「Cygwin」のほか、仮想マシン(VM)を使ってLinuxディストリビューションそのものを走らせてしまう方法がある。

 ただし、前者はパフォーマンス的な問題があり、後者はOSイメージ1つ分のシステムリソースを余分に消費するため、ノートPCやタブレットなどの利用ではやや厳しいという問題がある。

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