2016年3月11日金曜日

<h1 itemprop="headline">MacからiOSまで、Apple日本語環境の知られざる歴史が明らかに

 Mac日本語インプットメソッド「ことえり」の生みの親で20数年にわたってAppleの日本語環境を支えてきた木田泰夫さんへのインタビューが公開された。

 Apple関連情報のニュースサイト、MACお宝鑑定団のDANBOこと山田昇さんが、元Appleシニアマネジャーの木田泰夫さんにポッドキャストbackspace.fmでインタビューを行った。AppleユーザーのイベントであるAUGM KOBE 2016にゲスト参加した木田さんから会場で聞いた貴重な内容だ。

 ポッドキャストでは「Appleの日本語環境を支えた、これまで語られなかった20年」と題して、Apple在籍時代には明かされなかった、Appleの日本語入力環境に関する30分間のインタビューを行っている。

 現行のMac用キーボードのベースとなった、1990年の「Apple Keyboard II JIS」の日本語配列は木田さんが提唱したもので、日本語と英語の切り替えキーが、モードを順次切り替えていくトグル方式ではなく、英数キーを押せば英数に、かなキーを押せばかなになる方式になった理由について「脊髄で学習できるようにしたかった」と説明している。MacのJISキーボードは現在も、スペースキーの左右に英数、かなのキーを配置しており、他のプラットフォームにはないシンプルさと使いやすさで評価が高い。

 iOSで全角スペースが入れられなかった経緯や、日本語辞書のベースとなるコーパスの選択基準、OS Xとの変換方針の違いなどについても木田さんは説明している。

0 comments:

コメントを投稿