2016年2月18日木曜日

『グーグルがXperiaに追いついた』ソニー製スマホのAndroid 6.0アプデは控え目に

ソニーモバイルは、3月7日より海外版Xperiaシリーズへの新OS Android 6.0の配信を開始します。OSバージョンアップを心待ちにしているユーザーも多いと思われますが、関係者によるとユーザー目線での変化は控えめで、小規模なバージョンアップとなる見通しです。その理由の一つが、Android 6.0の目玉とされる省電力機能「Doze」と「アプリスタンバイ」です。

Dozeは、長く端末を操作しないとディープスリープに入り、バッテリーを長持ちさせる機能。アプリスタンバイは、使用頻度の低いアプリの電力消費を選択的に制限してバッテリーを長持ちさせる機能です。Android 6.0の詳細はこちらをご覧ください。

auの商品企画を担当する村松氏(商品・CS統括本部 プロダクト企画本部 プロダクト企画1部 端末1G マネージャーです)に、au版 XperiaのAndroid 6.0アップデートについて聞いたところ、auも近日中にアップデートを準備しているとしたうえで、次のように話しました。

『今回のバージョンアップは、正直なところユーザー目線の変化はあまりない。Android 6.0は、Dozeやディープスタンバイといった省電力が目玉だが、ソニーさんはXperiaシリーズで全く同じことを実現している。GoogleがようやくXperiaに追いついたという感じ。Android 6.0の省電力とスタミナモードはバッティングする部分が多く、バージョンアップではそれを避ける工夫をした』(au 村松氏)

(NTTドコモがチラ見せしたAndroid 6.0版Xperia Z5のスクリーンショット)

その他、Android 6.0のもう一つの目玉機能は、パーミッション設定の強化です。これは、アプリインストール時に一括して権限を与えるのではなく、アプリを使うたびに、データを共有する対象やタイミングを選択できます。また、権限をいつでも無効化できるのも特徴。この点についてはXperiaスマートフォンをAndroid 6.0にバージョンアップする大きなメリットとなります。

キャリアとしてのOSバージョンアップへの悩みも
なおauの村松氏は、キャリアとしてOSアップデートにどこまで追従すればいいか、悩みは多いとも話します。『Android 4.4から5.0への更新時に、UIが変わったために苦情が殺到した』というエピソードを紹介。

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