2016年2月14日日曜日

なぜか「iPhoneの電波最強説」を信じる妻に向き合ってみる

 超ITオンチな妻に最新iPhoneを渡して、奮闘する様をつぶさに観察する「彼女はiPhoneを使いこなせない」。iPhone 6sを購入して丸2カ月が経過し、そろそろスマホがある生活が当たり前になってきたようだ。以前は悪戦苦闘していたフリック操作にも慣れたようで、僕へのメール返信もそこそこ早くなってきた。驚きの理由であきらめていた地図アプリも今では使いこなし、着々と進歩している。

 さて、3G、4G、Wi-Fiそれぞれの回線がどういうもので、どこにつながっているかをまったく知らずに使っていた妻は、「Wi-Fiは宇宙衛星を介して接続されている」というトンデモ説を持ち出してきたが、今回は携帯電話の電波についてもありえない解釈をしていたというお話。

●携帯電話の電波は、100キロは余裕で飛ぶ説

妻 ねえねえ、地震とか災害が局地的に起きると、携帯電話がつながりにくくなるでしょ? あれって、1箇所のアンテナに通話が集中するからだよね?

僕 そうだね。仮に大規模な地震で広い範囲……そうだな、都内23区のビルが倒壊してしまって、アンテナも壊れたら、そのエリアにいる人たちの携帯電話ってつながると思う?

妻 (自信満々に)そりゃ大丈夫でしょ。

僕 ど、どうして?

妻 だって、電波なんだから、近場のアンテナが使えなければ、神奈川とか埼玉とか千葉の隣接県のアンテナを使えばいいじゃない。

 「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」くらいのノリであっけらかんと話している。どうやら、電波についても大いなる誤解をしているようだ。

僕 携帯電話の電波って、県をまたいで飛べるのかな。

妻 楽勝でしょ。だって、電波だよ?

僕 なぜか電波に全幅の信頼をおいているようだけど、届く距離は何キロくらいなんだろう?

妻 そうね……100キロは余裕で届くはず。ラジオだって、ここ(埼玉県川口市)でも横浜とか茨城の放送が入るしさ。うまくいくと、東海地方の放送を拾うこともあったくらいだし、障害物さえなければ300キロとか飛ぶかもね。

 携帯電話の電波は、テレビやラジオのそれと同じようなモノという理解をしているようだ。

●インターネットは、衛星回線で接続しているのではない

僕 携帯電話の電波が届く距離は、場所にもよるけどせいぜい数キロ程度だよ……。

妻 えっ! たったそんなものなの。同じ電波なのに、なによこの差は。

僕 (これまでの経験上)詳しい説明は省くけど、携帯電話はそういうものなんだよ。

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