2016年1月21日木曜日

次のWindows 10大型アップデート「Redstone」は2016年6月と年末に配信か

 Windows 10初の大型アップデート「Threshold 2(TH2)」こと「November Update(1511)」が2015年11月にリリースされてから、MicrosoftはWindows 10の開発プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」をWindows Insider Program参加者に2回配信している。

 2回のWindows 10 Insider Previewとは、米国時間で2015年12月16日に配信された「Build 11082」と2016年1月13日に配信された「Build 11099」のことだ。これらは新機能のアップデートというよりは「(複数のデバイスやフォームファクタで共通のコアを利用するという)OneCore」戦略を強化するためのアップデートとなる。

 TH2に続くWindows 10の大型アップデートは「Redstone 1(RS1)」と呼ばれており、これら2つのWindows 10 Insider PreviewはそのRedstoneをにらんだものだ。

 一方、Windows Updateで表示される更新プログラム名はRedstoneであることを示す「RS1」ではなく、単にビルド番号となっている。一部メディアでは、これら2つのWindows 10 Insider Previewを「Redstone Release」のような表記で紹介しているケースもみられるが、恐らくは移行の準備期間のようなもので、「RS1」の表記が付くのはもう少し先になると予想する。

 なお、MicrosoftはWindows Insider Programの運用ルール変更を予告しており、「Fast Ring」の参加者は以前にも増して高頻度でのビルド配信が行われるという。これは、Microsoftが社内を対象に行っている「Internal Ring」の配信ペースにより近づけるためのもので、より"Insider"な形でテストに参加してほしいという意図を反映したものだ。

 そのため、従来であればFast Ringであっても月1~3回程度だった配信ペースがさらに早くなり、バグを含めた各種問題がより包含されやすくなる可能性が高い。こうした問題を避けたい参加者には、配信ペースが遅くなる「Slow Ring」に変更することを推奨している。年末年始を挟んだため、Build 11082とBuild 11099の配信間隔は1カ月程度空いているが、実際は既にこの高頻度配信がスタートしていると考えられる。

0 comments:

コメントを投稿