2015年12月25日金曜日

「Surface Pro 4」の進化したType CoverとSurfaceドックを徹底レビュー

 日本マイクロソフトの「Surface Pro 4」は、完成度の高い2in1デバイスとして注目の新製品だ。今回はSurfaceシリーズの大きな特徴となっている画面保護カバー兼キーボード「Type Cover」と、専用ドッキングステーション「Surfaceドック」、2つの純正アクセサリをじっくり試してみた。

 Surface Pro 4のType Coverは一新され、「Surface Pro 4 Type Cover」となった。サイズは295(幅)×217(奥行き)×4.9(高さ)ミリで、重量は約310グラムと従来より約15グラム増えている。実測での重量は単体で308グラム、本体に装着した総重量は1098グラムだ(Core i5モデルの場合)。ちなみに、Surface Pro 3に「Surface Pro 3 Type Cover」を装着した状態は1097グラムでほとんど同じだった。

 Surface Pro 4本体下面の専用端子にマグネットで装着でき、Surface Pro 3 Type Coverと同様、端子部分に加えてキーボード奥の面もマグネットで液晶ディスプレイ下辺に貼り付くため、安定したキー入力が行える。こうして2つの面をSurface Pro 4本体にくっつけると、キーボードが緩やかにチルトして打ちやすくなるのもポイントだ。この機構により、膝の上でもかなり安定する。

 Type Coverを閉じると、画面保護カバーになる機能は従来通りだ。表面はフェルトのような起毛処理がされていて手によくなじむ。Type Coverの溝にSurfaceペンのクリップを挟んで、紙のノートにペンを挟むような感覚で持ち運ぶこともできる。SurfaceペンはSurface Pro 4本体の側面にマグネットでくっつけて持ち運べるが、Type Coverの溝に挟んだほうが移動中に脱落しにくいだろう。

 Surface Pro 4 Type Coverは、ブラック、ブルー、シアン、レッド、ティールグリーンの5色から選択できるほか、ブラックのみになるが英語キーボード版も用意している。US配列のキーボードを愛用しているユーザーには見逃せないところだ。一方で、海外展開している指紋センター付きのType Coverが、国内で発売されていないのは惜しい。

●より広く打ちやすくなったキーボード

 Surface Pro 4 Type Coverのキーボードは、キートップのみ露出したアイソレーションデザインとなった。

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