2015年12月21日月曜日

HIV感染者同士の出会い系アプリで個人情報などが漏洩、運営元が漏洩を認めなかったため被害が広まる

taraiok 曰く、

情報漏洩関連の話題を扱うサイトDataBreaches.netにて12月8日、iTunesアプリ「HZone」の個人情報と考えられるスクリーンショットが掲載された(重要な部分は墨塗りされている)。HZoneは、HIV感染者同士のための出会い系アプリ。この非常に微妙な情報を扱っているアプリケーションからの、登録者約4926人の個人情報漏洩を告発するものであった(Mirror)。

漏洩したデータベースには、名前や国籍、電子メールアドレス、信仰している宗教、子供の数、最後のログインIPアドレス、そしてパスワードのハッシュなどの情報が含まれていた。さらには投稿されたメッセージも収容されていたという。HZone側は情報漏洩を認めなかったため、DataBreaches.netは12月9日に連邦取引委員会に訴状を提出。彼らのデータベースを保護を要求したが無反応だった。

12月12日にHZoneアプリケーションの配布元であるAppleにも連絡を行った。回答はあったものの、調査するとしてアプリケーションの削除は即座に行われなかった。その結果、情報漏洩は続き、12月13日時点で5027人のユーザー情報が流出したとしている。データベースの保護が行われたのは13日の夜であったとされる。その後、HZoneの広報が流出を認め謝罪を行った模様。

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