2015年12月25日金曜日

ローランド、90年代の定番コンピューターミュージック音源をソフトウェア化

ローランド、90年代の定番コンピューターミュージック音源をソフトウェア化

SOUND Canvas VA

ローランド株式会社は、90年代にコンピューターミュージックで定番となったハードウエア音源「SOUND Canvas」シリーズのプラグインに対応したソフトウエア音源「SOUND Canvas VA」を発売した。

コンピューターを使った音楽制作は、80年代後半から90年代にかけてはソフトウェアとハードウエアを組み合わせるスタイルがほとんどだった。当時、同社のハードウエア「SOUND Canvas」シリーズはデファクトスタンダード音源として音楽制作者に活用されていた。現在でもゲーム音楽やカラオケデータ、楽曲制作で使用されることが多く、ソフトウエア化の要望が寄せられていたという。

今回発売した「SOUND Canvas VA」は、VSTi(Windows/Mac)とAU(Mac)のプラグインフォーマットに対応したGS互換のソフトウエア。音楽制作ソフトから直接コントロールするプラグインタイプで、過去に発売した「SOUND Canvas」シリーズの音色や、音を加工するエフェクトとのデータ互換性がある。1600音色/63ドラムセットを搭載し、1プラグインにつき最大16パートの楽器を同時に鳴らすことができる。また、「リバーブ」、「コーラス」、「ディレイ」、「EQ」などのシステム・エフェクトや、64種類のインサーション・エフェクトも内蔵している。

このほか、音色を細かく調整できる「TONE EDITOR」も装備しており、フィルターやエンベロープなど多彩なパラメーターで音色を変更・保存できる。

ローランド株式会社
価格:15120円(税込)
URL:https://contentstore.roland.com/jp/
2015/12/25

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