2015年12月25日金曜日

エンジニアとしてずっと新しいモノを作り続けていくには~旬の技術者4人が語るキャリア論【キャリアごはんvol.2レポ】


【2016年の「技術と働き方」先読みワークショップ】をテーマに開催した第2回キャリアごはん

エンジニアtypeと@typeは12月17日、「技術と働き方の未来予測」をテーマに「第2回キャリアごはん」を開催した。パネルディスカッションとワークショップの2部構成で、前半のディスカッションでは以下の4人のゲストパネラーに「エンジニアとして、新しいモノを作り続けるためにはどうすればいいのか?」を聞いた。

楽天株式会社 技術理事 吉岡弘隆氏
■株式会社トレタ CTO 最高技術責任者 増井雄一郎氏
■株式会社ソラコム Cofounder&CTO 安川健太氏
■フリーランスiOSエンジニア 堤修一氏

国内外の大企業やスタートアップ、フリーランスとさまざまな働き方をしてきた4人は、キャリアメイクの面でどのようなことを意識し、実践しているのか。ディスカッションの内容をレポートする。
報酬だけで仕事は決めない。その後のキャリアにどう影響するか
近年はBLE技術関連の開発で実績を積み上げているフリーランスのiOSエンジニア堤修一

フリーランスの堤氏は、昨年から2015年の前半にかけて、『WHILL』や『Moff』、ウエアラブルトランシーバーの『BONX』など、iOSアプリとハードウエアをBLEでつなぐ仕事に注力。BLE技術に関する書籍も執筆した。

そして、今年後半は2年前に試みたものの頓挫していた「海外で働く」を実現すべく、自費で渡欧し、ドイツ・バンベルクを拠点に1カ月にわたって現地のスタートアップで開発に携わった。

こうして自分がやりたいと思う開発を仕事にできているのは、「キャリアの転機のような大きな変化もあるにはあるが、それよりも日々の地道な積み重ねの方が大きい」と堤氏。そのために意識しているのは、「お金だけもらえる仕事をしないこと」と言う。

「たとえそのアプリを作ることが世の中にとって意義深くても、自分でなくてもいいと思えるような仕事を受けると、自分がどういうエンジニアなのかがぼやけてしまう。その仕事が実績に変わった時にキャリアにどのように影響するかは、常に意識するようにしています」

起点となる「最初の実績」については、「会社でがむしゃらに働いていれば、それが全て自分の経験になり、多かれ少なかれ実績はできる。それを日々積み重ねていくことで、だんだんと流れが生まれるのではないか」と話した。
GitHubが履歴書になる時代。

0 comments:

コメントを投稿