2015年11月22日日曜日

「Surface Book」はノートPCとして最上級の完成度か

●ノートPCとしての実力をチェック

 こんにちはドリキンです。普段は米サンフランシスコでソフトウェアエンジニアをしています。

 米Microsoftが10月6日(現地時間)に突然発表して話題の最新ノートPC「Surface Book」。日本での発売は2016年の早い時期だそうですが、10月26日に米国で発売されたUSモデルを一足先に入手しました。今回はノートPCとしての使い勝手を中心にレビューします。

 Surface BookはWindows 10の特徴を最大限に生かすように設計され、タブレットとノートPCの2つの用途を自在に切り替えて使うことができる2in1タイプのノートPCです。

 Microsoftとしては「Surface Pro」シリーズや「Surface」シリーズなど以前から2in1デバイスを開発していますが、Surface Bookの違いはよりノートPCに近いボディを採用したハイスペック志向の製品だということです。

 最大の特徴は、高解像度な13.5型の大画面ディスプレイと、大容量バッテリーや外部GPU(dGPU)を搭載した切り離し可能な新しいキーボードです。

 キーボードを切り離せば大画面のWindows 10タブレットとして利用することも可能ですが、キーボード装着時にはdGPUが機能するので、ハイスペックノートPCとして高い性能を発揮します。また、キーボード装着時にはバッテリーが増量し、駆動時間が約12時間(ビデオ再生時)に延びます。

●レビューするのは現時点で購入できるハイエンド構成

 Surface Bookのラインアップは基本モデルが6種類あります。

 基本的にはCPU、メモリ容量、SSD容量の差でモデルが決まります。ただ、Surface Bookの面白いところは、キーボード側にdGPU(外部GPU)が内蔵されているモデルと、内蔵されていないモデルがあることです。

 そのため、プライスレンジも広くなっていて、1番安いエントリーモデル(Core i5、8Gバイトメモリ、128GバイトSSD、dGPUなし)は1499米ドルから、最も高価なハイエンドモデル(Core i7、16Gバイトメモリ、1TバイトSSD、dGPU搭載)は3199米ドルとなっています。

 まだ日本での発売日と価格は発表されてませんが、1ドル=120円として換算すると、エントリーモデルで約18万円(税別、以下同)、ハイエンドモデルで約38万円となり、20万円もの価格差があります。

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