2015年11月26日木曜日

スマホ・タブレットの「OSバージョンアップ」ってどうなの?

 スマートフォンやタブレット(以下、まとめて「端末」)の不具合・セキュリティ問題を修正したり、新機能を追加したりする「ソフトウェア更新」。その中でも、一番大がかりなのが「OSバージョンアップ」です。その名の通り、端末の動作をつかさどるOSをバージョンアップするものです。

 OSのバージョンアップは、基本的に出たら極力早く適用すべきものですが、適用には慎重であるべきものでもあります。「何を矛盾することを言っているんだ?」と思われる読者もいらっしゃると思いますが、どちらも「真なり」なのです。

 11月25日、手持ちの富士通製Androidスマホ「ARROWS NX F-02G」に、Android 5.0へのOSバージョンアップが配信されました。この更新を適用しながら、OSバージョンアップの「功罪」を改めて考えてみました。

●OSバージョンアップのメリット

「見た目」が新しくなる

 OSバージョンアップでは、端末のユーザーインタフェース(UI)を変更する場合があります。F-02Gの場合、Android 5.0へのバージョンアップでUIに「マテリアルデザイン」が適用され、ナビゲーションバー、通知パネルやパネルスイッチのデザインが変更されました。ロック画面もデザインが変わり、アプリからの通知を出せるようになりました。いろいろUIが変わると、新しい端末に買い換えたような気分を味わえます。場合によっては、「この端末、まだまだ戦えるっ」という思いを抱くかもしれません。

「新機能」が追加される

 OSバージョンアップでは、端末のより"深い"ところに関わる新機能の追加を行うこともあります。F-02Gの場合、「マルチコネクション」(※)を適用するアプリを選択する機能と、端末設定項目の検索機能が新たに加わりました。

 新機能の追加で、より端末を便利に使えるという利点がOSバージョンアップにはあります。

※Wi-Fi(無線LAN)とLTE/3Gのデータ通信を同時に待機することでより安定した通信を実現する富士通独自の機能。初搭載は、「ARROWS Z FJL22」。そういえば、ドコモ以外のキャリア(MNO)から新しいarrowsは出ないのでしょうか……?

ソフトウェア更新を継続して受けられる

 OSバージョンアップ後のソフトウェア更新は、原則として新しいOSにのみ実施します。旧OSのままだと、不具合やセキュリティ問題が発生しても対処されません。

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