2015年11月29日日曜日

「スマホ封印グッズ」効果あるか?

勉強やするべき仕事があるのに、ついスマートフォンをいじって無為な時間を過ごしてしまう人は少なくないだろう。そんな人をターゲットに、もぐら製作所モーレワークスが11月25日、スマートフォンを一時的に封印するアイデア雑貨「スマホ封印太郎」の販売をAmazon.co.jpで開始した。

「スマホ封印太郎」は、スマートフォンをすっぽり包む厚紙と、宣言シート、封印シールのセット。宣言シートに「いつまで」「どんな目的で」封印するかなどを記入し、その用紙とともにスマートフォンを厚紙で包み、封印シールを貼って封印する。シンプルな商品ながら、今年9月、クラウドファンディングサイト「READYFOR?」において制作費の一部を募るプロジェクトを開始したところ、アイデアのユニークさから支持を集め、16日間で目標金額30万円の資金調達に成功した。

同製作所代表の平林氏によると、「スマホ封印太郎」開発のきっかけは、内閣府の「平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査」を見たこと。調査によれば、高校生の1日のスマートフォン平均使用時間は約2時間35分。さらに約11%が1日に5時間以上スマホを使用しているという結果だった。高校生にも必須のツールとなっているスマホだが、「果たして受験生はそれで正解なのか?」と疑問に思った平林氏は「自分の意思をもって、スマホの利用を一時的に控えるような手軽なツールがあれば」と考えたという。

確かに、これまでTwitterには、

「期末テストまでスマホ封印するー」
「テスト終わるまで携帯封印します(物理的に)」

など、"スマホを封印しないと勉強がやばい"と自覚する学生のコメントが多数投稿されているほか、タンスに入れたり、箱に入れてカギをかけたり、ヒモでグルグルに縛ったりなど、なんとかスマホを封印しようと試みる人の姿が散見されていた。「物理的に封印」するグッズは、まさに"ありそうでなかった"ものといえそうだ。また、受験生だけでなく、社会人の"スマホ断ち"にも有用そう。ただ、Twitterには、

「これ使わなきゃならない人は封印しても破ると思うんだが」
「こんなんではうちの息子に通用せんわ。。。(lll __ __)バタッ」

など、これ程度の封印で"スマホをいじりたい欲"が収まるのか、疑問を呈するコメントも寄せられている。

大きさは横10.5cm×縦17cmで、iPhone 6までのサイズに対応。

0 comments:

コメントを投稿