2015年11月27日金曜日

基本スペックからカメラ、ベンチマークまで――「arrows M02」徹底レビュー

 富士通からSIMロックフリーのAndroidスマートフォン「arrows M02」が発売された。2世代目となる本機の特徴は、ドコモ回線の格安SIMだけでなく、au回線の格安SIMでも利用できる点だ。おサイフケータイや防水(IPX5/8)・防じん(IP6X)、耐衝撃(MIL規格準拠)など日本向けスマホではおなじみの機能も搭載されている。

 現在、mineoやNifMo、IIJmio、BIGLOBE、楽天モバイルといったMVNO事業者では、格安SIMの契約と一緒に購入すると、3万2000円~3万6000円(税込)の安い金額で購入できるキャンペーンなどを実施している。事業者によっては限定カラーも購入可能だ。また、家電量販店でも単体の製品を39740円前後(税込)で購入できる。

 今回、mineoから販売されている限定色「ピンク」と同社が11月19日から提供を開始したauプラン(Aプラン)向けの新仕様のSIM「au VoLTE対応SIM」で使い勝手を試してみた。

●3万円台だが防水・耐衝撃や日本向けの便利機能が充実

 まずは、arrows M02の基本的な使い勝手について見ていこう。ドコモ回線とau回線のSIMについては後半で紹介する。

 ディスプレイには5.0型HD(720×1280ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載。解像度はローエンドクラスだが、色鮮やかさやコントラストでは「iPhone 6s」や「Xperia Z5」よりも良好だ。CPUは1.2GHz(4コア)のQualcomm Snapdragon MSM8916、メインメモリは2Gバイト、ストレージは16Gバイト、バッテリー容量は2330mAhで、ブラウザやTwitter、LINE、YouTubeなどは快適に操作できた。OSはAndroid 5.1を搭載している。

 arrows M02を触ってすぐに気付くのは、日本メーカー製のスマホや携帯電話を使っている人にとってはおなじみの機能をしっかり搭載している点だ。

 本体にはスマホの充電ホルダーや充電器が付属。また、防水・防じん・耐衝撃仕様なのでお風呂場やキッチンでも扱いやすい。手袋をしたまま操作できる「手袋タッチ」モードも搭載するので、冬のアウトドアでも活躍してくれそうだ。

 本体で留守番電話を記録できる「伝言メモ」は、留守番電話サービスのない格安SIMで使う時や、留守番電話サービスの支払い額を抑えたい人にとっても便利な機能といえる。

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