2015年10月28日水曜日

ヒモザイル休載、WEB公開も一因?

講談社が10月21日、月刊漫画誌『モーニング・ツー』で連載していた東村アキコ氏の漫画『ヒモザイル』の休載を発表し、波紋を広げている。

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同作は、「実録ヒモ男養成漫画」として、"金ない・仕事ない・モテない・ダサい・彼女いない・でも夢はある"男性と、"お金はあるが、忙しさと理想の高さで結婚できない"働く独身アラサー女子とのカップリングを目指す実録ルポ漫画。作品内では、男性が家事や育児など働く女性を全面的にサポートして生活費をすべて出してもらうことで、漫画家などの夢を追いかけることができるシステムを提唱している。同作では、「働く女性が増えた今 社会学的にも今の日本のシステムにきっちりハマるはずだ!!」(同作セリフを抜粋)と主張している。

東村氏は、自身の男性アシスタントらをモデルに、8月から連載をスタートし、第1話・第2話がネットで無料公開されていたが、Twitterなどで"アシスタントに失礼""女性に失礼"など、様々に議論が巻き起こっていた。

休載の発表とともに、東村氏は公式HP上で、「嫌な気持ちになった方には本当に申し訳ないと思ってます。そして、連載を楽しみにしてくださっている方々、本当にごめんなさい」と謝罪したうえで、

「本作は実際の出来事を元に描いていこうと考えていたので、皆様からの反響に向き合わずに創作を続けることはできないと判断しました。
お休みさせていただきながら、今後について考えたいと思います」

とのコメントを発表した。

ツイッターでは、その内容から「休載は当然」とする声も一定数あるものの、

「ヒモザイル休載になってたのか。最終的には作者の決めた所なので残念だけど仕方ないねー」
「残念すぎる。夢追い人と言われるクリエイターでも、会社員とかと同じ『幸せ』を手に入れられるモデルになると思ったのに」

と、休載を残念がる声が多い。また、今回の休載がSNS等で炎上したことを発端としていたため、

「東村アキコさんの連載がストップ。私は面白いとは思わなかったし、不愉快な内容だと思ったけど、炎上すると休載になる世の中ってなんだか息苦しいなあ。世の中に不愉快なものがあってもいいじゃないですか」

など、内容はともかく、批判されたコンテンツがすぐに取り下げられる、という状況に憂いを覚える人も。そのほか、休載の一因について、

「ヒモザイル休載か。すんごい的を得ていて面白かったのに。

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