2015年10月28日水曜日

ツイッター、第3四半期は赤字幅縮小 低調な売上見通しで株価急落

[サンフランシスコ 27日 ロイター] - 米短文投稿サイトのツイッター<TWTR.N>が27日発表した第3・四半期決算は、売上高が前年同期比57.6%増の5億6920万ドルとなった。
純損失は1億3170万ドル(1株当たり0.20ドル)と、前年同期の損失1億7550万ドル(同0.29ドル)から減少。特別項目を除いた1株利益は0.10ドルだった。
トムソン・ロイター・エスティメーツによるアナリスト予想は売上高が5億5940万ドル、1株利益が0.05ドル。いずれも実績が予想を上回った。
一方、第3・四半期の月間平均アクティブユーザー数は3億2000万人となり、前四半期の3億1600万人から増加したものの、アナリスト予想の3億2400万人を下回った。
また、ツイッターが公表した第4・四半期売上高見通しは6億9500万─7億1000万ドルで、アナリスト予想の7億3970万ドルを大きく下回った。
これを受け、ツイッター株は時間外取引で約13%安と急落した。
同社幹部は電話会見で、売上高見通しを引き下げた理由を示さなかったが、アナリストはユーザー数の伸び低迷などが原因とみる。
今回はジャック・ドーシー氏が正式に最高経営責任者(CEO)に就任してから初の決算。ピュアファンズCEOでツイッターの株主でもあるアンドリュー・チャニン氏は「ドーシー氏に(暫定CEOの時期も含む)5カ月で大改革を期待していた向きは失望したかもしれない」と指摘。「ツイッターのような企業では大きな変革には多大なリスクがある」と述べた。
ドーシーCEOは会見で「優先課題に貢献できる人材への投資と採用を今も続けている」と発言。「より大胆な改革を検討している」と明らかにした。
アダム・ベイン最高執行責任者(COO)は、第3・四半期はビデオ広告が広告収入を押し上げたと説明。同四半期のアクティブ広告主は10万を超え、ログオンしていないユーザーやアカウントを持たないサイト訪問者による閲覧が収入につながり始めたと述べた。
*内容を追加して再送します。

0 comments:

コメントを投稿