2015年9月30日水曜日

奈良交通で通常は使えない交通系ICカードが使えてしまう不具合が発生

あるAnonymous Coward 曰く、

奈良県でバス事業を展開している奈良交通は2006年にFeliCaベースの独自のICカード「CI-CA」を導入し、2007年からは関西私鉄系のICカード「PiTaPa」およびJR西日本の「ICOCA」の片利用が可能になっている。しかし、交通系ICカード全国相互利用サービスはまだ導入しておらずSuica等は利用できない状態である。

ところが、奈良交通のプレスリリース「本来使用できないICカードで運賃精算した件について(お詫び)」(PDF)によると、システムの不具合により、ある日の一部のバスで本来はサポートしていない「Suica」「PASMO」「manica」で運賃清算されたことが判明したという。

同じFeliCaベースとはいえ、カードの認識を誤って、サポートしていないカードから料金を引き落とすことは可能なのだろうか? また、今年3月の奈良県地域交通改善協議会では、平成27年度末を目標に、奈良交通へ交通系ICカード全国相互利用サービスを導入する議論が行われており(発表PDF)、本不具合との関連の有無が気になるところである(テストモードを解除し忘れた?)

奈良育ち東京在住のタレコミ子は、奈良で駅に着いたとたん、定期入れからICOCAを取り出さないとバスに乗れない状況にうんざりしているので、もう引き落とせるところまで行ってるならさっさとSuicaを使えるようにしてくれ、と思う次第である。

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