2015年9月25日金曜日

安倍首相の料金引き下げ提言、ドコモ加藤社長「難しい問題」

 NTTドコモは25日、「iPhone 6s」「iPhone 6s plus」の発売記念イベントを開催した。東京のメイン会場であるドコモショップ丸の内店・スマートフォンラウンジ東京では、加藤薫社長が集まった記者からの囲み取材に応じた。以下に、その詳細を一問一答形式で紹介する。

--- 今回のiPhone購入希望者の反響は?

加藤氏:予約の申し込みが昨年よりも2割多い。楽しみにしていただいている人も増えているようだ。

--- ドコモはiPhoneを扱うキャリアとしては後発だが、ソフトバンクやKDDIに追いついたと感じているか。

加藤氏:まだまだこれからが本番。闘いは続くと思っている。

--- 安倍総理が携帯電話の利用料金引き下げを総務省に対して、検討するよう呼びかけたことについてどう受け止めているか。

加藤氏:私が海外へ出張している間の出来事だったので、驚いている。難しい問題であり、まだ首相がどういう趣旨のもと発言された言葉かわからないのでコメントしづらいが、当社が過去10年間のあいだに取り組んできたことをご理解いただければ、現在の利用料金については納得いただけると思っている。時代はフィーチャーフォンからスマホに代わり、携帯電話でいろいろなことができるようになっている。一方で、発表した新料金プランはお客様にとって使いやすくなっているはず。これらの取り組みをご理解いただいたうえで、さらに工夫が必要であるということなのであれば対策を考えるが、兎にも角にもお客様のためを考えて取り組みながら、我々も意見を申し上げていくつもりだ。

--- iPhoneで初めてのSIMロック解除端末の販売となるが、影響をどのように考えているか。

加藤氏:当社ではSIMロック解除に積極的に取り組んできて、これまでに累計で30万件ほど対応してきた。影響は大きいとは考えていないが、今後の動向は注視していきたい。

--- 月額1,700円の通話料定額プランを追従するのに少し時間がかかったようだが。

加藤氏:単純にスケジュールの都合。それほど遅れることなく発表できたと思っている。

--- フィーチャーフォンの人気が盛り返してきたおかげで、スマホの伸びが鈍化しているとも言われているが。

加藤氏:新しいiPhoneでまた巻き返せると思っている。もうすぐ秋冬の新商品発表も控えていることだし。また最近では、2台持ちの要望も増えているので、これにもしっかり応えていきたい。

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