2015年9月28日月曜日

米当局がグーグル調査、アンドロイドで独禁法違反の疑い=関係筋

[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は、米グーグル<GOOGL.O>に対し、同社の携帯端末用基本ソフト(OS)「アンドロイド」の優越的地位を利用して競争を妨害したかどうかの予備調査を開始した。事情に詳しい複数の関係筋が25日明らかにした。
ロイターは4月、一部のハイテク企業が米司法省に、アンドロイドが反競争的だとして米独占禁止法違反の疑いでグーグルを調査するよう求めたと報じていた。
関係筋によると、FTCと司法省は協議の末、FTCによる調査開始を決定した。調査は非常に初期の段階にあるという。
グーグルとFTCはいずれもコメントを拒否している。
FTCの調査の中心となるのは、グーグルが自社の検索、地図などのサービスをスマートフォン画面の目立つ場所に表示するよう要求している点。この要求により、スマホメーカーはグーグルの競合他社のサービスをホーム画面に表示させることが難しくなっているという。
調査会社コムスコアの8月の調査結果によると、米国の携帯端末向けOSでアンドロイドのシェアは51.6%と最大。アップルは44.1%で2位だった。

0 comments:

コメントを投稿