2015年8月25日火曜日

<h1 itemprop="name">一般ユーザーのPC最適メモリーは4GB?8GB?それとも16GB?

パソコンのパフォーマンスを上げたければ、かつてはメモリを増設するのが定番の方法でしたが、今ではそれほど必要でもないようです。では、メモリの容量はどのくらいあれば十分なのでしょうか。

アメリカのテクノロジー系ウェブメディアの『TechSpot』が、同じシステム構成でメモリの容量だけを4GB、8GB、16GBと変えて、アプリのパフォーマンスを比較しました。その結果、メモリを16GBにしても、8GBの場合に比べて大きなメリットはなかったそうです。起動中のアプリが8GB以上のメモリを使っている場合でさえ、違いは少なかったのだとか。

『TechSpot』のテストは、Windows 10をインストールしたデスクトップPCを使って行われました。ブラウザ2つを起動して、合わせて10個以上のタブを開き、さらに『Postbox』『Photoshop』『Microsoft Word』『Microsoft Excel』『Dropbox』などのアプリをバックグラウンドで動作させて、メモリが4GBの場合、8GBの場合、16GBの場合のパフォーマンスの違いを調べています。その結果、起動中のアプリを全部合わせたら12GBものシステムメモリが必要な場合でも、メモリ16GBの構成で顕著にパフォーマンスが向上するということはなかったそうです。

メモリを大量に消費するゲームをプレイして、さらに裏で起動中の『Chrome』では65ものアクティブなタブを開いたままにしてある状態でも、メモリ容量の増加がパフォーマンスに及ぼす影響はわずかでした。この結果は、Windowsのシステムメモリの取り扱い方によるものです。

メモリが16GBあることで、8GBの場合よりもはっきりと差がついた唯一のケースは、圧縮・解凍ソフト『7-Zip』で、巨大なファイルを圧縮した場合でした。ただし『TechSpot』では、これほど極端に大きなファイルを圧縮するような機会はまずないと断っています。

今回のテストでは、その多くでメモリは4GBあれば十分という結果が出ていますが(米Lifehackerでも数年前に同様の結論を出しています)、『TechSpot』の記事では、現状でもっともコストパフォーマンスが良いのは8GBだとしています。16GBのメモリは、8GBと比べてそこまでの価格差はありませんが、そのわずかな価格差に見合うほどのパフォーマンス向上も得られないようです。

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