2015年7月28日火曜日

<h1 itemprop="name">受刑者向けのタブレット「JP5mini」ってどんなもの?


出所してから浦島太郎状態にならずに済むかも。

小学生がスマホを持つ時代になっても、刑務所で服役する受刑者は時代遅れの通信手段しか許されてきませんでした。でも、それが変わりつつあるようです。

アメリカの刑務所に入っている人とその家族をつなぐサポートを行っている企業JPayは、受刑者向けの新しいタブレット「JP5mini」を発表しました。

JP5miniはできることはかなり制限されています。ですが、大事な家族や友人と連絡を取りたい、一緒に時間を過ごしたい受刑者を大事に扱っているのが伝わってきます。受刑者はメールやカードを送信する機能を使って家族や友人たちと連絡をとることができます。外からの連絡も、スマホアプリなどJPayの専用プラットフォームを通すので、もし不穏な動きがあってもシャットアウトされます。

また、更正プログラムのアプリを使ったり、音楽や映画を楽しむこともできるんです。タブレットの写真を見ると「Memory」というメニューもありますね。

今、米国では11の州で6万人の受刑者がタブレットを使っています。思い切ってタブレットを受刑者に使わせるようにしたのは、人間的なつながりや適切な教育が、彼らをスムーズに社会復帰させるのに役立つという考えに変わってきているからだそうです。

JP5miniは4.3インチディスプレイ搭載、耐衝撃性、防水加工を兼ね備え、9.14m(30 ft)からの落下テストにもパスした耐久性に優れたタブレット。32MBのメモリー、デュアルコアCPU、音楽再生35時間、動画視聴12時間分のバッテリーを内蔵。Linuxをベースにした安全なブートローダを搭載し、デバイスごとに受刑者の情報が記録される仕組みになっています。お値段は69.99ドル。

今年の2月に、家族に会えない寂しさをFacebookに投稿した米国の受刑者が、その罰として独房に37年間も閉じ込められる処分を受けて物議をかもしました。もし彼がこのタブレットを使える刑務所にいたら、こういうことにならなかったのかもしれませんね。


source: CNNJPay

(ギズモード編集部)

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