2014年9月22日月曜日

リビングにロボットがいる風景: Pepper 第1号ユーザーお宅訪問、戸惑う妻とクリエイター宣言の夫

Engadgetが6月に秋葉原で開催したイベント Engadget Fes の目玉のひとつは感情認識ロボット Pepper でしたが、テレビCMなどの影響もあってか、来年の発売を前にすでに知られた存在になっています。ソフトバンクは9月20日の開発者イベント Pepper Tech Festival 2014 で、参加者にPepperを1台プレゼントしました。Pepper が外部に出されるのはこれが初めて。イベント終了後、世界で最初のPepper所有者を追跡取材しました。

Pepperは人間で言えば小学生ぐらいの大きさのヒューマノイド型ロボットです。とある家庭にある日突然やってきたロボットを家族が受け入れるまで混乱の一部始終をお伝えします。

 

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当選者はPepper当日お持ち帰り
ソフトバンクから当選者を取材しないか、と打診を受けたのはイベントの数日前。こちらはそれに、当選者がすでに決定しているような仕込みならば受けない、と返答し、ソフトバンク側からは仕込みはないとのコメントを得ました。

その代わり主催者側が当選者を絞りきれないため、当選者が遠方に住んでいる可能性があるとの注意がありました。20日のイベント懇親会終了後(19時過ぎ予定)に同行取材するため、できることなら遠方は避けたいと思いました。

イベント当日、プレゼント発表において最初に東京都新宿区の参加者の名前があがりました。会場のある渋谷区の隣ですから幸運に感謝したのもつかの間、残念ながら当選者が名乗り出ずに権利失効。次点のナナミさんが世界で最初のPepperユーザーに決定しました。ナナミさんも都内在住ということでほっと胸をなで下ろしましたが、イベント終了後に予定があるとのことで取材は22時から。「遠方を避けたい」という当初の願いは叶ったものの、なかなか期待通りにはいかないものです。当選者の心配当選したナナミさんが最初に心配したのは、奥さまになんと伝えたらよいものやらということでした。開発者&クリエイター向けのイベントに参加するぐらいですからご本人はITに明るいものの、小学生の子どもぐらいはある大きなロボットが今晩突然やって来るとなれば困惑は必至でしょう。職場の同僚を突然自宅に連れてくる、とはまた違った緊張感がありそうです。

ところがその心配は杞憂に終わります。最初こそ驚かれたものの、ご夫婦ともに関西人とのことで奥さまもノリの良さで状況を受け入れてくれたとか。

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