2014年8月27日水曜日

LINE詐欺相手に大喜利やってる場合じゃない。奴らは「グループ崩壊」を狙っている

「今なにしてる? 忙しい?」
「ちょっと手伝ってもらえますか?」

こんなメッセージがきたら、LINE乗っ取りによる詐欺と思ってほぼ間違いありません。この後は「今手が離せないので代わりにこれを買ってきて欲しい。お金は後で払うから」とWebマネーやiTunesカードの画像などが送られてきます。友人からだと思い、買って番号を送ると、そのポイントを取られてお金は返ってこないのです。友人としかコミュニケーションをとらないLINEを利用した犯罪行為ですね。

最近はこの手口がずいぶん広まったせいか、カードを買って被害に遭う人はずいぶん少なくなりました。それどころか面白いことを言って大喜利にしようと考えたり、乗っ取られたIDの人に別の手段で連絡を取ってやられているよと伝えたり、ダミーブログ&アクセス解析を用意して相手に踏ませようと考えたり、「天安門事件」と入力したり、さまざまな返答方法が考案されています。

でも、ちょっと待ってください。こちらが面白いことを考えている間に、乗っ取り詐欺犯人は裏でひどいことをするかもしれません。

それは、『グループを崩壊させる』ことです。

LINEを使っている友人が周囲にたくさんいれば、みんなで話すグループを作っている人も多いのではないでしょうか。乗っ取り犯は、おそらく乗っ取った人のいるグループで身元確認や、乗っ取られたということを拡散されたりするのを防ぐために、Webマネーを詐取しようとしている裏でグループを壊すこともあるのです。

方法は、順番にメンバーをグループから退会させるだけ。そうして誰もいなくなった後に自分も退会してしまえばグループはなくなります。それだけなら問題はないように思えますが、いざ崩壊してしまうと過去ログやノート、そしてアップした画像などが失われてしまうのです。

乗っ取られた友人だけが退会ということになっても、その人とのトークは見ることができるのですが、グループがなくなってしまうと再構築するのはとても面倒です。時間が経てば乗っ取り犯は退会(運営が追放している?)するのですが、それまでの間に好き勝手やられたらたまりません。

というわけで、友人から「今なにしてる?」ときたら、真っ先にその友人と一緒に入っているグループを確認するようにしましょう。先に乗っ取られた人を退会させてしまえば、被害はこれ以上広がりません。

●乗っ取りに合わないために

現在LINEでは、乗っ取られないようにさまざまな施策が行われています。

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