【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は27日、米金融大手JPモルガン・チェースのシステムがハッカー攻撃を受けた可能性について、米連邦捜査局(FBI)が捜査していると報じた。JPモルガン以外にも攻撃を受けた金融機関があるとみられるという。
これに関し、米ブルームバーグ通信は、ロシアのハッカーが8月中旬に攻撃を行い、JPモルガンから大量の機密データを盗んだと報道。ウクライナ情勢をめぐって米国が実施した経済制裁に対する報復の可能性があると伝えた。ただ、WSJは関係者の話として、ハッカーを特定するのは早計としている。
WSJによると、攻撃にはマルウエア(悪意のあるソフト)が使われたもよう。被害の程度などは不明だという。一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、JPモルガンを含む少なくとも五つの金融機関が攻撃を受け、口座情報などが盗まれたとしている。
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