2014年8月23日土曜日

「みんなは起業にビビリすぎ」堀江貴文氏×村口和孝氏が語る学生起業の心得


昨今、筑波大学の『筑波クリエイティブ・キャンプ』のように学生の起業を支援する動きがとても活発になってきている。

そんな中、起業を目指す学生に向けたイベント『起業家スーパーキャリアカンファレンス 2014 summer』が2014年8月9日、東京ビッグサイトで開催された。先輩起業家たちのパネルディスカッションや講演などを通じ、学生の起業家マインドを磨くのがこのイベントの目的だ。

その中で、参加する学生が登壇者に直接人生相談ができるというコーナーがあった。登壇者は堀江貴文氏と日本テクノロジーベンチャーパートナーズの村口和孝氏。

学生が起業家になるためには何が必要なのか。モデレーターとして2人とともに登壇したジャーナリストの堀潤氏が、2人に寄せられた質問を通じて紐解いていった。
「僕が学生だったら今日ここには来なかった」

(写真左から)「起業家スーパーキャリアカンファレンス 2014 summer」に登壇した堀江貴文氏、村口和孝氏

会場の学生に向けてメッセージをと話を振られ、開口一番「みんなこんなところに来ないで遊びに行けばいいのに」と答え、会場の笑いを誘った堀江氏。

堀江氏はもし自分が大学生だったら、今日のイベントには絶対に来なかっただろうと強調する。

「村口さんと堀さんは『今日の学生さんたちは真面目ですごいね』と話されていましたけれど、僕はこういうのがすごく苦手で。学生時代は家で(PCのキーボードを)バチバチ叩いているような学生でしたからね」(堀江氏)

堀江氏は東京大学の学生時代、大学にはあまり登校していなかったという。

「僕は大学は『権威を与えられるための場所』と割り切っていたため、あまり興味が湧かなかったというか。だから、僕にとっての"学び"とは好きなことを好きな時間を使ってやり、それをとことん掘り下げていく、そんな感じでしたね」(堀江氏)

慶應義塾大学に1年浪人して入学した村口氏も、同様の考えを持っているという。

「1年予備校に通って、苦労して入った大学でしたが、授業があまり面白くなくて。サークルに入り、演劇に熱中していましたが、ある日先輩から『芝居では将来食っていけない』と、懇々と諭されました。それで、将来何で生活しようかと考えた時、たまたま経済学の勉強に意識が向き、熱中するようになりました」(村口氏)
自分の起業によって未来の生活を変化させる

実はPCを使った起業にあまり前向きでなかったと話す堀江氏

堀江氏と村口氏には起業を決意した理由にも共通点がある。

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